2019年度  理工学府 物理工学ユニット:ニュース


物理キャリアデザイン 事業所訪問  2019/8/27

JFEスチール株式会社 東日本製鉄所(京浜地区)

物理工学教育分野では、8月27日にJFEスチールを見学しました。

大学院博士課程前期のキャリア形成科目「物理工学キャリアデザイン」では様々な取り組みを行なっており、その一環として2019年度2回目の事業所見学を実施しました。

19名のM1学生が引率の山本勲教授とともに川崎駅に集合し、会社で用意して頂きたバスで東京湾に浮かぶ扇島の製鉄所へ向かいました。
会社担当者から「ご安全に!」の挨拶に続いて、鉄器文明と会社概要の説明がなされました。貸与された作業着、ヘルメット、ゴーグルを着用し、敷地はとても広いのでバスで主に移動して施設を見学しました。
原料の荷揚げから順次、高炉、転炉を経てスラブができるまで、さらに赤熱したスラブの圧延工程を間近で見学し、製品に至るまでの工程が物理工学OBの中濱様、木村様、石川様から説明されました。
製鉄工程の見学後、横国大OB社員を交えて質疑応答の時間が設けられ、製鉄技術や就職にかかわる質問等がなされました。
鉄は現代文明の柱ですが、具体的にどのように精錬されているかを知らなかった学生が多く、製鉄の大切さや大変さを学習するとともに、物理工学が製鉄業界の研究開発や生産技術にどのように役立つかを垣間見ることができました。


事業所玄関にて

 理工学府、数物・電子情報系理工学専攻、物理工学教育分野における教育について、ご理解を深めて頂ければ幸いです。