物理工学コースからのおしらせ


H30年度 物理工学 談話会開催について

講師:河田陽一氏(社会人博士後期課程1年)

演題:テラヘルツ波パルスの偏光制御・計測および複屈折性材料の評価 

日時:4月25日(水)10:30~

場所:工学研究院 総合研究棟 W202室

テラヘルツ波技術の特徴の一つは、電磁波としての「電場」の時間展開を容易に直接観測できることである。これは「強度」を検出する通常の光との大きな差である。電場の振る舞いにより決まる特徴量の代表的なものに「偏光」があるが、これまでテラヘルツ帯において偏光の制御手法、計測手法はともに確立されていなかった。本研究ではテラヘルツ波の新たな偏光の制御・計測手法を考案・実現し、応用として複屈折性材料の評価手法へ適用できることを示した。

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どなたでも参加できます。お気軽にご参加下さい。

H30年度 物理工学 談話会開催について

講師:吉岡克将氏(博士後期課程3年)

演題:位相制御テラヘルツSTMによるナノ空間超高速電子制御の研究

日時:4月25日(水)14:00~

場所:工学研究院 総合研究棟 W202室

高度情報化社会のさらなる発展のためには、より高速な時間スケール、かつより微細な空間スケールで電子を精密に制御することが必要である。そのために本研究では、テラヘルツ波と走査型トンネル顕微鏡という異なる二つの技術を融合し、従来技術の限界を打破する超高速ナノ空間電子制御に成功した。さらに、トンネル接合におけるテラヘルツ近接場波形を評価し制御する手法の確立にも成功した。これにより、かつてない時空間領域で物質を「視る・操る」ことが可能になると期待される。

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